2013年11月6日水曜日

『山手線』に関する無駄な知識。

『山手線』に関する無駄な知識。

山手線の主力車両、E231系500番台


① 「山手線」の正式な読み方は・・・「やまのて せん」でも・・・

・ 現在「やまて せん」と読んでいる路線は、「神戸市営地下鉄の西神・山手線」

3000系(伊川谷駅)

・ 太平洋戦争前も「やまのてせん」と読んでいたが終戦直後、GHQの指示により、鉄道施設や道路常識などにローマ字併記が進められた際、山手線には国鉄部内での通称だった「やまて」につられて「YAMATE」とローマ字を振ったことがきっかけで一時定着した。
よく見るとYAMATE

・ 「やまのてせん」に復活したのは、群馬県内の吾妻線(あがつません)開通に起因する。吾妻線「あづません」と読まれないようにするため、国鉄では全路線のふりがなを付することを決定し、山手線を「やまのてせん」というフリガナを振った。(1971年3月7日から実施)

・ これに関連したことで大手家電量販店の「ヨドバシカメラ」のCM曲は1990年代まで「やまてせん」の歌詞だったが、客から指摘があり、その部分を差し替え「やまのてせん」にした。

② 「山手線」の1周について

・ 1周の距離は34.5km
・ 1周の所要時間は最速59分、平均64分
・ 山手線の線路には信号がない。理由は、列車があまりにも短過ぎる感覚で運転されるため、従来の地上信号システムでは対応しきれなくなったためで車内信号方式に変更された。ちなみに、新幹線や、京浜東北線も同じ形式となっている。
・ 朝のラッシュ時で最も混雑する区間は、上野駅から御徒町駅間。(これは東北本線の上野駅東京駅間列車線延伸の開業で緩和される見通し。
・ 駅と駅の間の平均距離がJR東日本管内では最も短いが、大阪環状線の方がもっと短い。
・ 踏切は田端駅ー駒込駅間の「第二中里踏切」が唯一の踏切。

③ 「山手線」はもともと貨物線

・ 文明開化期に貿易港の横浜港と関東地方内陸の各地(埼玉、群馬、栃木)さらに東北地方を結ぶ貨物線として建設し、赤羽駅ー品川駅間を結んだ「品川線」が現在の山手線の始まり。

・ その後、常磐線方面を建設し、池袋駅ー田端駅間(豊島線と呼称)を加え現在の原型が完成し。環状線になったのは1925年11月1日。


1925年に環状運転を開始した時の山手線。上野駅に進入する外回り電車
④ 原宿駅には、皇室専用駅がある。
・ 現在は車での公務が多いためほとんど利用されていない。 


⑤ 駅名と区が一致しない。

・ 品川駅があるのは、品川区ではなく港区。
・ 目黒駅があるのは、目黒区ではなく品川区。
・ 新宿駅の半分以上は、渋谷区。

⑥ 環状線ではあるが、始発と終点がある。

・ 始発は品川駅、終点駅は田端駅

⑦ 2020年に新しい駅が誕生する見込み。

・ 品川駅ー田町駅間に40年ぶりとなる新駅を作る計画が発表された。
・ 東北縦貫線完成後に田町車両センターの機能を縮小し、空きスペースの再開発を進め、品川駅の北側約1キロ地点に新駅を作る計画。
(但し、JR東日本からの公式な発表はされていない。

⑧ 山手線の駅で乗降客数が一番多い駅と少ない駅。
・ 一番多い駅は「新宿駅」でJR東日本のお客さんだけで148万人。
・ 一番少ない駅は「鶯谷駅」で約2万3千人


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