2013年11月14日木曜日

『ウォルト・ディズニー』に関する無駄な知識。

『ウォルト・ディズニー』に関する無駄な知識。


① ウォルト・ディズニーの名前について。


・ 本名は、ウォルター・イライアス・ディズニー(Walter Elias Disney)

・ 姓の由来。一族は、アイルランドからの移民であり、フランスのカルヴァドス県のイズニーで、後に英語風にディズニーと直された。

ウォルトのサイン



② ウォルトのお父さんとお母さんと幼少期は?


・ シカゴで両親は建築業を営んでいて、母親が設計し、父親が建てた家は使いやすいと大変評判がよく、建てられた家は売れに売れ、ウォルトが4才までは何不自由なく暮らせていたが、祖父の事業の失敗の影響でミズーリ州の自然が豊かな田舎に引越しをし、そこで生活をするようになった。

ウォルトの両親

・ その自然豊かな田舎がで植物や動物に夢中になり、スケッチを楽しむようになった。このことが後々、ディズニーキャラクターが生まれるきっかけになった。

十代のウォルト。真ん中の右。

・ 後年、あるインタビューで「もし、祖父の事業が失敗していなかったら、大工か内装屋にでもなっていたと思う」と発言している。

③ カリフォルニア・ディズニーランド・パークの「メインストリートUSA」はどこ??


・ 実は、この街並みは、前項のウォルトが過ごしたミズーリ州マーセリーンの街並みにインスパイアされ作られた。



④ 青年期は、愛国心に駆られた衛生兵。そして、同じ隊にあの人も!?


・ 第1次世界大戦が勃発すると、ウォルトと兄のロイは、陸軍に志願して兵士となった。
・ しかし、ウォルトは未だ若かった為、軍に説得され前線兵士ではなく、赤十字社の衛生兵として従事した。
・ その衛生隊には、マクドナルドの創業者であるレイ・クロックも居た。

赤十字社の衛生兵として。
マクドナルドの創業者 レイ・クロックと同じ隊に。

⑤ ミッキーマウスは、実は敵役だった??


・ アニメーターのアブ・アイワークスという生涯の友人と出会い、会社を設立。「しあわせウサギのオズワルド」を考案、ユニバーサル・ピクチャーズの配給で大ヒットした。
(そのオズワルドは、最近人気急上昇のキャラクターである。)

しあわせウサギのオズワルド
・ しかし、その後、契約関係の問題やディズニー社、社員の露骨な引き抜きなどがあり、先のオズワルドの使用権やそれまで作成した自社キャラクター等を失いユニバーサル社とは縁を切ることになった。・・・そして、アブ・アイワークスとの二人三脚でディズニー社を再建することに。まず、取り掛かったのは、オズワルドに代わる新しいキャラクターを作ることと考え、「オズワルド」や「アリスコメディシリーズ」の中でライバルとして、又は敵役のねずみを主役に考えて、作られたのが「ミッキーマウス」の原案だった。



⑥ ミッキーマウス、当初の名前は・・・


・ 原案が作成された際のねずみは、「モーティマー」とされる予定だった。しかし、ウォルトの妻リリアン・ディズニーが「ミッキー・マウス」という名を考え、「モーティマー」から変更した。

・ ちなみに、最初の「モーティマー」は、後にミッキーのライバル役として登場する。
なんか、腹立つ顔・・・

⑦ 世界初のトーキー映画の短編「蒸気船ウィリー」でのミッキーの声は・・・


・ ウォルト本人である。




⑧ アメリカの象徴=ミッキー・マウス


・ ウォルトは、当時アメリカと戦っていた、ヒトラー率いるドイツ軍をモチーフにした軍とアニメ上でミッキーを戦わせたりするなどして、「アメリカ国民、大衆が願う形をミッキーが作る」という方法で率先して、アメリカ政府のプロパガンダ役のキャラクターとした。他にも、ミッキーが乗る戦闘機が日本軍のゼロ戦を撃墜するシーンや昭和天皇を風刺するシーンがある。

ナチスドイツが登場するアニメ

・ 第二次世界大戦ごも、核実験や原子力開発キャンペーンのプロパガンダにも参加している。原子力には、「人類が考えた夢の様な力」などとかなり好意的に描いている。



⑨ ウォルトは、人種差別者で性差別する人!?


・ 1946年に作られたミュージカル映画「南部の唄」での黒人の描かれ方からウォルトが人種差別主義者というレッテルが貼られた。このことに付いてウォルトは、「制作に熱中するあまり、人種に関する配慮に欠けていたのだ」と主張した。しかし、公開直後から「全米黒人地位向上協会」(NAACP)の激しい抗議で上映やビデオ化が阻止され「幻の作品」となっている。

南部の唄のポスター

・ その後もミッキーとミニーがアフリカで野蛮で猿のように描かれた黒人を差別的に扱う民族侮辱漫画を出版していて、この事も現在まで批判の対象となっている。また、上記の事に加え、黒人をウォルトが死ぬまで要所に雇い入れなかった。とされている、確かに黒人に対する作品上での差別はあったかもしれないが、当時のアメリカの民衆は、黒人排除の流れが強かった時代でもある事、政府のプロパガンダの仕事を率先して引き受けていたこともある為、ウォルト本人、個人的な考えで黒人差別をしていたとは、考えにくい。


・ また、女性に対しても差別していた。と言われることもあるが、現在は、ウォルトがその様な性差別をしていたとは考えにくい。というのも、ウォルトは、メアリー・ブレアという女性デザイナーを物凄く絶賛し、信頼をしていたし、能力があれば認めるという考えの持ち主だったと言われている。

メアリー・ブレア

イッツ・ア・スモールワールドのコンセプトアート

















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